その他の諸機能

2. Light (光源)


特定の方向から光を当てるために、光源(照明)の
種類、位置、方向などを設定したくなることがあります。
このページでは、3種類の光源を紹介します。


CGでは、ある位置から全方向に照射する光源をよく用います。
このような光源を 点光源 といいます。
点光源の設定には PointLight を用います。

PointLight の後に { } をつけて、
その中に location と書いて、光線方向を表します。
また、その中に color と書いて、色を表します。

以下、点(10,10,0) から全方向に照射する
赤い点光源の記述例です。


#VRML V2.0 utf8
PointLight {
  location 10 10 0
  color 1 1 0
}


太陽光のように、非常に遠い場所から照射される光は、
どこから見ても同じ方向にあるように見えます。
このような光源を 平行光源 といいます。
平行光源の設定には DirectionalLight を用います。

DirecionalLight の後に { } をつけて、
その中に direction と書いて、光線方向を表します。
また、その中に color と書いて、色を表します。

以下、Z軸の方向に沿った黄色い平行光源の記述例です。


#VRML V2.0 utf8
DirectionalLight {
  direction 0 0 1
  color 1 1 0
}


最後に紹介する光源は スポット光源 です。
スポット光源の設定には SpotLight を用います。

SpotLight の後に { } をつけて、
その中に location と書いて、位置を表します。
また、その中に direction と書いて、光線方向を表します。
また、その中に color と書いて、色を表します。
また、その中に cutOffAngle と書いて、広がりを示す数字を表します。

以下、点(10,10,0) からZ軸の方向に沿って、
広がり角0.5 で照射する、黄色いスポット光源の記述例です。


#VRML V2.0 utf8
SpotLight {
  location 10 10 0
  direction 0 0 1
  color 1 1 0
  cutOffAngle 0.5
}


背景色について


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