色・材質の定義

1. Appearance と Material


〜最初にちょっと復習〜

1つの物体を表現するときには、 Shape という単語を使います。

Shape の直後に { } をつけて、その中に物体データを記述します。

Shape の直後の { } に記述できる主なデータには、

  • geometry - 形状または構造
  • appearance - 色や材質
があります。

〜ここまで復習〜


appearance Appearance と書いて、その後に { } をつけて、
{ } の中に物体の形状以外のデータ(色や材質)を書きます。

appearance Appearance の後の { } の中に、
material Material と書いて、その後に { } をつけて、
{ } の中に物体の形状以外のデータ(色や材質)を書きます。

こんな感じで Appearance と Material を記述します。


 #VRML V2.0 utf8

 Shape {
   appearance Appearance {
     material Material { }
   }
   geometry Cylinder {
   }
 }


Material の中に書くことのできるデータとして、
この演習では、 物体の色や明るさを表すデータ
について学びます。
具体的には、以下のキーワードについて学びます。

キーワード 日本語でいうと 具体的な意味
diffuseColor 拡散反射 普通の物体の色をあらわす
specularColor 鏡面反射 金属やガラスなど、キラキラした物体について、 キラキラしたハイライトの色をあらわす
emissiveColor 放射 照明など、自分から光を発する物体について、 その光の色をあらわす
transparency 透明度 色のついた透明なガラス・宝石・セロファンなどの物体について、 その色をあらわす

特に、「拡散反射」は、誰もが使う重要な色情報ですので
しっかり使ってください。

まずは拡散反射から ...


目次に戻る