椎尾一郎(しいおいちろう)
日経エレクトロニクス 1996.1.1号、pp99-106で紹介されました。
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1. はじめに.
本発表では、仮想オブジェクトを効率的に操作する目的で、仮想オブジェクトと現実世界の橋渡しをするデバイス、InfoBinderを提案する。
2. 仮想デスクトップ
3. InfoBinderデバイス
InfoBinderデバイスの実現例を、図2に示す。これは、押しボタンスイッチを備えたマウスよりも小型のデバイスである。押しボタンスイッチを押すと、LEDが点灯する。これを仮想デスクトップシステム(図1)の上方のカメラで検出して位置を割り出す。デバイスには、固有の識別番号が割り当てられる。LEDの点灯は、識別番号により変調されるので、個々のデバイスが識別できる。
図2.
InfoBinderの実現例。情報を手にとって直接操作するための小型の指示デバイスである。押しボタンスイッチを押すと、LEDが点灯する。これを上方のカメラで検出して位置を割り出す。デバイスには、固有の番号が割り当てられる。点灯は、この番号情報により変調され、個々のデバイスを識別できる。電話機などの実オブジェクトに張り付けて利用することもできる。
4. 電話帳オブジェクトへの応用例
5. InfoBinderの特長
[1] Pierre Wellner, "The DigitalDesk Calculator: Tangible Manipulation on a Desk Top Display"UIST '91, November 11-13, 1991. Hilton Head, South Carolina.