SiioLaboratory

TeXを使うための入門ガイドと覚え書きです。

http://gyazo.com/4acd82d856661c5f1515edfeb09c32f2.png

インストール方法

Mac OS X Sierra 以降

Drag & Drop upTeXはEl Capitanで止まっているようで, これから初めて導入するなら,MacTexがおすすめのようです. この辺りに詳しい手順が書いてあります.

GUI (TeXShop) はいらないかと思って外してみました.

http://siio.jp/gyazo/ba903fc9b1d095120c09869ef12f8ccb.png

Mac OS X El Capitan 以降

いくつかのバージョン/パッケージがありますが、 熊本学園大学の小川先生という方が配布されている、Drag & Drop upTeXというのが良いように思います。 unicodeをデフォルトで処理するupTeXをベースに作られたパッケージだそうです。

なお、dvipdfmxのフォントが指定されていないこともあるようです。環境設定から、以下のようにフォントを選びます。 上記では、パスを.bash_profileに書きましたが、ここでパスをクリップボードへコピーするを選ぶとパスの設定が楽です。

http://siio.jp/gyazo/72c76c08ede02ecb90c043c547592ccb.png

/Applications/UpTeX.app/Contents/Resources/TEX/texbin

上記ディレクトリにjbibtex置いても認識されない場合は、実行ファイルにになっていない可能性が有ります。

→ $chmod a+x jbibtex

Mac OS X Yosemite 以前

いくつかのバージョン/パッケージがありますが、 熊本学園大学の小川先生という方が配布されている、Drag & Drop upTeXというのが良いように思います。 unicodeをデフォルトで処理するupTeXをベースに作られたパッケージだそうです。

エラーが出たら

http://siio.jp/gyazo/20131005111618.png

Macのためのもうひとつの方法

mac portを使った、由緒正しいTeXのインストール方法(らしい)です。 ソースからコンパイルするので時間がかかります。 また古いコードなので、32bitしか対応していないらしいです。

http://hasumi.info/~h2/2009/01/30/mac-os-xのtex環境/

% sudo /opt/local/bin/port selfupdate
% sudo /opt/local/bin/port install pTeX +utf8 +nox11
% sudo /opt/local/bin/port selfupdate
% sudo /opt/local/bin/port install pTeX +sjis +nox11
% sudo /opt/local/bin/port uninstall pTeX 
% sudo /opt/local/bin/port clean pTeX 

Windowsの場合

以下にインストーラがあるようです. TeXインストーラ3 という名前で, モットーは「誰にでもインストール出来るTeX」だそうです.

使い方

platexとdvipdfmxを使う

どこかからサンプルとなるtexファイルをダウンロードしておきます。(一から書くのは大変なので)
テキストエディタで自分の好きなように書き換えておきます。

ターミナルなどで、

1.platex ファイル名.tex
   でコンパイルを通す。コンパイルを通すと、dviファイルが出来る。
2.dvipdfmx ファイル名.dvi
   で、pdfに変換する。完成!

*画像や図は,jpeg, png, epsなどが使えます.

epsの場合は以下のことが参考になるかも

jpeg, pngの場合は以下を参考に

pdflatexを使う

pdflatexというコマンドを、上記のplatexの代わりに使うと、dviは作成されず直接pdfが生成されます。ただしplatexには対応していません。pdflatexはUpTexにも入っています。

Microsoft Wordで見る(rtfに変換する)

上記の方法でpdfファイルは作れますが、たまにMicrosoft Wordファイルが必要になる事があります。 そんな場面で便利なのがLaTeX2RTFです。これを使うとtexからrtf (リッチテキストフォーマット)のファイルを作れます。rtfはWordでもサポートしていますのでこれで図などの入った文書を得る事ができます。

LaTeX2RTFのインストールの方法(その1)

  1. http://latex2rtf.sourceforge.net からlatex2rtf-2.2.1.tar.gzをダウンロードする
  2. 展開したディレクトリの中に移動して以下のようにmakeする
    % CFLAGS=-03 make
    % sudo make install

LaTeX2RTFのインストールの方法(その2)

最近(2013年1月), 上記の方法でうまくmakeができませんでした。ということでHomebrewから入れる方法です。

  1. もしHomebrewを入れていなければ入れる(入っていればここはスキップ)
  2. latex2rtfをインストール
    • ターミナルから brew install latex2rtf

使い方

「壊れているので開けません」と言われたら

YosemiteになってからDrag & Drop upTeXをダウンロードしたけどゴミ箱に捨てろと言われる事案が発生しています。TeXとは無関係な話題ですが。

http://siio.jp/gyazo/20150201175254.png

この場合は、「リンゴマーク」→「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「一般」の、「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可:」を「すべてのアプリケーションを許可」にすると起動できます。一度起動すれば、あとは実行許可を元に戻しても、起動できるようになります。

http://siio.jp/gyazo/20150201183533.png


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