その他の諸機能

6. Texture (画像を物体に貼り付ける)


物体の表面の模様、凹凸、手触り感などは、
リアリティを決める重要な要素です。
VRML では、リアリティある材質感を表現するために、
画像を物体に貼り付ける Texture という技術をサポートしてます。

物体に貼り付ける画像を指定するには、
ImageTexture を使います。
texture の後に ImageTexture と書いて、
ImageTexture の後に { } を書いて、
その中に url と書いて、
その後に組み込む画像ファイルを指定します。


下の例では、Texture に LOGO という名前をつけて、
その LOGO を直方体(Box)に呼び出しています。


#VRML V2.0 utf8
Shape {
 appearance DEF LOGO Appearance {
  texture ImageTexture {
   url "tuid-logo.gif"
  }
 }
 appearance USE LOGO
 geometry Box {
  size 3.0 2.0 2.5 
 }
}

ためしに、下の画像が tuid-logo.gif という
ファイル名であるとします。

これを直方体に貼り付けると、以下のように表示されます。

Texture を使った VRML ファイルを実際に表示しましょう。
直方体を回しながら表示してみると、画像が直方体の
各面に貼り付けられていることが確認できます。


Texture は、特に木目、ゴツゴツした岩石、
ザラザラした壁などの材質の表現には必須です。
また、カラフルな壁紙などを貼り付けることで、
かわいらしいキャラクターを表現するのにも適してます。


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