カメラやティーポット,車など,日常の3次元物体にはカバーが存在する.各々の持ち物に応じて自分だけのカバーをデザインしたい場合もあるだろう.しかし,既存の3次元オブジェクトを包むためのカバーをデザインすることは素人には難しい.そこで我々は既存3次元モデルを包むカバーをデザインするシステムを提案する.既存3次元モデルからカバー形状を計算し,領域分割をした後,2次元へと展開し型紙を生成する.また,ユーザによってデザインされた取り出し口から3次元モデルを取り出すことが可能か否かを取り出しテストによって検証する.
本論文ではカバー生成のための新たな展開手法を提案する.本手法は3次元モデル上のエッジよりも展開された2次元エッジのほうが必ず長くなるように展開されるため,必ず包むことができるカバーを生成することができる.また,本論文ではユーザがデザインした取り出し口からオブジェクトを取り出せるか否かをテストする手法を提案する.取り出し口の初期形状を3次元モデルの周りを伸びすぎないように仮想的にひっぱることで取り出せるか否かをテストする.
Yuki Igarashi, Takeo Igarashi, Hiromasa Suzuki. "Interactive Cover Design Considering Physical Constraints." Computer Graphics Forum (Proceedings of Pacific Graphics 2009), Vol.28, No.7, pp.1965-1973, Jeju, Korea, Oct. 2009. PDF
五十嵐 悠紀,五十嵐 健夫,鈴木 宏正:「機能性を考慮したインタラクティブなカバーデザイン」, Visual Computing / グラフィクスとCAD 合同シンポジウム 2009 予稿集 , 北海道,2009年6月. PDF
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