ボリューム骨格木に基づく自動断面生成

ボリュームデータの複雑な内部構造を解析する手法の一つに 断面を表示させる手法が存在する． この断面は対象の特徴をよく表したものである必要があるが， 既存の断面生成システムでは， ユーザが経験や知識をもとに試行錯誤を繰り返して断面を指定するため， 必ずしも特徴を表せているとはいえず，また効率的でもない． そこで，本論文では，複数の特徴的な断面を自動的に提示する手法を提案する． ボリュームデータの位相情報を表現する「ボリューム骨格木」を 用いることにより，対象の位相的特徴をよく表した断面を自動的に抽出することが可能となる． また，抽出した断面を複数提示することで，ユーザは対象をより理解できると考える．

CR CATEGORY:
I.4.10: Computing Methodologies,IMAGE PROCESSING AND COMPUTER VISION, Image Representation
I.3.5: Computer Methodologies,COMPUTER GRAPHICS, Computational Geometry and Object Modeling

Publications

Yuki Mori, Shigeo Takahashi, Takeo Igarashi, Yuriko Takeshima, Issei Fujishiro, "Automatic Cross-Sectioning based on Topological Volume Skeletonization", SmartGraphics 2005, Munich, Germany, 22-24 August 2005, pp.175-184. PDF

Yuki Mori, Shigeo Takahashi, Takeo Igarashi, Yuriko Takeshima and Issei Fujishiro.: Automatic Cross-Sectioning Using 3D Field Topology Analysis. DVD publication at SIGGRAPH 2005 Posters, L.A., August, 2005.(ACM Student Research Competition Grand Finalist受賞) PDF Poster

森 悠紀，高橋 成雄，五十嵐 健夫，竹島 由里子，藤代 一成： 「位相構造に基づく自動断面生成」， Visual Computing / グラフィクスとCAD 合同シンポジウム 2005 予稿集 , pp.45-50, 長野，2005年6月． PDF

森悠紀，高橋成雄，五十嵐健夫，竹島由里子，藤代一成： 「ボリューム骨格木に基づく自動断面生成」，第67回情報処理学会全国大会， 4Y-1，2005年3月． PDF