我々は3次元ビーズ作品のデザインおよび制作のためのインタラクティブなシステムを提案する.ユーザはまずビーズ作品の構造を表すメッシュモデル“デザインモデル”を制作する.デザインモデルを作成する方法を我々は2つ用意した.1つ目はインタラクティブにモデリングしていく手法である.ユーザがジェスチャー操作を用いて位相を決定するとシステムが自動的に長さが単一のメッシュモデルを構築する.それぞれのメッシュの辺はビーズ作品のビーズに対応している.システムはユーザのモデリング中に常に近傍のビーズとの物理制約を考慮して辺の長さを調整する.2つ目は既存3次元モデルから自動変換でデザインモデルを生成する.既存の3次元モデルはrigidであるために三角形メッシュを好んで使われるが,我々はメッシュの頂点と面を入れ替えたDual Meshを利用することで自由度の高い形状を少ない辺の総数でデザインすることを行った.
デザインモデルが決定したら次に適切なワイヤー経路つきのビーズモデルへと変換する.ワイヤー経路の計算のために我々はメッシュのface stripification を利用したアルゴリズムを提案する.システムは手動でビーズ作品を制作するための1ステップごとの制作手順ガイドを提示する.我々は本システムを用いていくつかのビーズ作品を制作し,ユーザテストを行うことで初心者でもオリジナルなビーズ作品をデザインできることを確認した.
既存3次元モデルから変換したビーズ作品。
(左)e-frontier Shade8でレンダリング.(右)4mmビーズで作成したStanford Dragon & Bunny.
movie [MPEG-4 (8MB)] (日本語: WISS2011版: Interactive modeling only)
Demo Program ( beady_en.zip Java2 英語版のみ)
デモプログラム (2018年8月27日のワークショップに参加した人用バージョン)( beadyWS_20180827.zip )
Yuki Igarashi, Takeo Igarashi and Jun Mitani. Beady: Interactive Beadwork Design and Construction. ACM Transactions on Graphics (Proceedings of SIGGRAPH 2012), Volume 31, Issue 4, Article No. 49, Los Angels, USA, August 2012. PDF
Yuki Igarashi, Takeo Igarashi and Jun Mitani. "Beady: Interactive Beadwork Design and Construction" . ACM SIGGRAPH Asia 2011 Technical Sketch, Hong Kong, Dec. 2011. PDF (Interactive modeling only.)
五十嵐 悠紀,五十嵐 健夫,三谷 純:「インタラクティブなビーズデザインと制作支援」, 第19回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ (WISS2011), pp.48-53,京都天橋立, 2011年12月1-3日. PDF (Interactive modeling only.)
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