伊藤研究室 2023年度報告


研究室の報告


2023年度の博士前期2年生は同時に4人が博士後期課程に進学します。 昨年は3人進学したので、2年間で7人が博士後期課程に進学することになります。 博士の輩出にますます注力していきたいと思います。
そして、2024年度前期の伊藤研の所属学生は 過去最高の32人(休学者含む)となります。 ますます多くの研究成果を出せるように精進いたします。

博士後期3年の西村綾乃が博士号を取得しました。 伊藤研の博士は11人目となります。



2023年度は以下の学会で表彰をいただきました。 審査に加わった方々に感謝いたします。 ※その他に情報処理学会第86回全国大会で6人が学生奨励賞を受賞しています。



2023年度にはウィーン工科大学に3人の学生を研究留学派遣いたしました。 2024年度はウィーン工科大学2人、コンスタンツ大学(ドイツ)に3人を予定しています。
また2023年4~7月にモントリオール工科大学の准教授を客員研究者として迎えました。
伊藤研では引き続き国際交流を活性化したいと考えています。

アカリク NICE EDUCATION という連載記事にて、伊藤研の取り組みが紹介されました。


伊藤の活動


2023年,2024年の2年間にわたり、可視化のトップ国際会議 IEEE VIS にてショートペーパー部門の委員長を務めています。 日本開催ではない年にトップ国際会議の委員長を務めるというのは光栄なことですので、あと1年で精いっぱい貢献したいと思います。

可視化の有力国際会議 IEEE Pacific Visualizationにて Steering Committee (常任運営委員会)に参加させて頂くことになりました。
また当会議は2024年は東京開催で、伊藤は カンファレンス論文部門の委員長を担当しており、既に査読進行やプログラム編成などを担当しております。

また2024年に可視化情報学会が主催する JapanVisという国際/国内融合型のシンポジウム でも実行委員長を務めています。

可視化の国際論文誌 Journal of Visualization では編集委員長の1人として就任しています。

自分が筆頭著者を務める研究が国際論文誌 Journal of Visualization に掲載されました。
また別の研究が筆頭著者として国際論文誌 Multimedia Tools and Applications に採択されて近日掲載予定です。
また上述のとおり日本ソフトウェア科学会から基礎研究賞を受賞しました。
指導教員だけでなく現役研究者としても活動を続けていければと考えています。



コロナ社が出版する メディアテクノロジーシリーズ の編集幹事に就任し、これまでに出版された6冊の書籍について企画や閲読に携わりました。

また、シリーズ3冊目の 「可視化と科学・文化・社会」 は3人の著者の1人として参加し、1章と4章を執筆しました。



お茶の水女子大学に2024年に 共創工学部が新設されます。 伊藤は共創工学部文化情報工学科と理学部情報科学科の兼担教員になります。
2023年4月6日の日本経済新聞に伊藤も参加した 取材記事が掲載されました。
伊藤が担当した文化情報工学科の オープンキャンパス模擬授業がYouTubeに 掲載されています。
本学出版の 「イノベーション啓発冊子」 では文理融合型の新しい学科を反映して、文系教員との対談取材記事を掲載していただきました。 (本冊子に男性教員が紹介されるのは伊藤が初めてだそうです。)
受験情報サイト 「合格サプリ」にも共創工学部が紹介されており、伊藤も取材を受けています。
「メディア学フロンティアシンポジウム」 では共創工学部での伊藤の新しい研究テーマとなる「芸術進化の可視化」について講演しました。



お茶の水女子大学に2022年に新設されたジェンダード・イノベーション研究所にて 研究員を担当しています。以下、ジェンダード・イノベーション関係の2023年度の活動です。
NHKクローズアップ現代のウェブ記事(2023年11月8日) にインタビューが掲載されました。
オーストラリアとの国際セミナー にて講演しました。
学内セミナー 「“採用” に潜むジェンダーバイアスを発見しよう!」 の企画進行を担当しました。
東大・東北大との集中講義 「ジェンダード・イノベーション入門」 の講師を担当しました。
日本工学アカデミーの ジェンダーシンポジウム にて基調講演を担当しました。
全国家庭科教育協会「家庭科」 に記事を寄稿しました。

ラティス・テクノロジー社との対談記事 でも、共創工学部やジェンダード・イノベーションについて広く語っています。



学内では文理融合AI/データサイエンスセンター長を担当して5年目になります。 2023年度は 「女子大学におけるデータサイエンス教育事例」 というセミナーを企画しました。

また、女子中高生の理系進学推進のために毎年開催している VR体験セミナーを2023年度も開催し、司会と企画を担当しました。

情報処理学会オンラインセミナー 「卒論・修論に向けた関連研究の調べ方」 にて講演者を担当しました。
この講演の元資料となった 「研究分野をサーベイする」が12万アクセスを突破しました。

女子中高生の情報系への進路を推進するイベント KIKKAKE for Parents にて講師を担当しました。
(広報) (録画) (報告)

2024年度もお世話になりますが、なにとぞよろしくお願いいたします。


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