Report Vol. 1

第1回:カリフォルニア大学デービス校に到着

突然ですが、私こと伊藤貴之は、2008年8月31日から10月26日まで、 カリフォルニア大学デービス校 への滞在を中心とするアメリカ出張に行かせていただいています。

今回の出張の名義は、

国際規格のFD戦略による教職員の海外派遣研修

というものです。 なんとも難しい名義ですね。

この名義を説明する前に、 まずFDって何だかわからない人も多いのではないでしょうか。FDとは Faculty Developmentの略です。 意訳すると、教職員の実力向上のための取り組み、といったところでしょうか。

これを前提として、上述の名義を私なりに解釈しますと、

国際的な教員研修を大学の戦略と位置づけて、
教職員を海外の研究機関に派遣させる研修

といったところになりますでしょうか。 そんな大義名分に沿って、このたび出張に行かせていただくことになりました。

では、なぜカリフォルニア大学デービス校を研修先に選んだのでしょうか。 理由は簡単です。私が専攻する「可視化(Visualization)」という研究分野にて、 世界的権威を有する存在であり、かつ日頃から仲良くさせていただいている Kwan-Kiu Ma先生 が勤務されている大学だからです。 この研修に参加させていただくにあたり、 研修先はかねてから行きたかったデービス校に、自分で決定いたしました。

※それに加えて、カリフォルニアは気候もいいし、観光できる場所もたくさんありますし、 アメリカにしては美味しいものが多いですし、 私の初めての海外旅行先なので思い入れもありますし、 せっかくなので気に入った土地に滞在したい、という理由もあってココを選びました。
※日本語だから書いてしまいますが、Ma先生、こんど日本に行ったら研究室で歓迎会を開け、 というような意味のことを言ってきたことがあります。 日本の女子大が気に入っているのかもしれません。 さんざんお世話になったのだから、それくらいのもてなしは当然でしょうね…。

話はそれましたが、この出張が成立するまでお世話になりました、 教育機構長の三浦先生、学内事務の教育企画チームおよび人事労務チームの皆様、 理学部情報科学科の先生方に、厚くお礼を申し上げます。

また、私の不在によって多大な不便をかけてしまった伊藤研究室の学生の皆様、 私の講義を楽しみにしていた(でしょうか?)学生の皆様に、 この場を借りてお詫び申し上げます。


とりあえず今回は、「デービスってどこ?」ということだけでも説明します。 私が滞在するデービスは、アメリカ西海岸のカリフォルニア州の一部です。 下(↓)の地図で、アメリカの左側に「CA」と書いてあるのがカリフォルニア州、 その中でもAと書かれた赤いマークのあたりです。

※さすがにGoogle Mapsくらい画像で貼りつけなくてもいいでしょ、 と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、まぁまぁ、ということで。

もうちょっと拡大しましょう。一番近い観光都市はサンフランシスコ(San Francisco) で、ここから車で1時間半くらいです。 日本からデービスへは、サンフランシスコからレンタカーで (つまり、自力で運転して)行くのが一般的です。

もっと近い都市はサクラメント(Sacramento)です。 サクラメントは観光都市としては有名ではありませんが、カリフォルニア州の州都です。 現在では有名俳優が州知事を担っていることもあって、 サクラメントにある州議事堂は一時的に観光地化しています。

それと有名なところでは、南東へ車で4時間くらいの場所に、 ヨセミテ国立公園という世界遺産があります。ここは本当に美しい公園です。 私は既に3回行っているのですが、ぜひ滞在中に週末を使って4回目を、と思っています。

※当然ながら、週末の旅費は自費ですよ。念のため。

 

つぎのページへ
訪問記の目次へ戻る