[[How2Computing]] #author("2022-01-13T19:14:49+09:00","","") * Mac OS XでJavaを使う [#r7d04a2a] Mac OS XはJavaと相性が良く、最初からjavaがインストールされています。 ということでWindowsより簡単に(というか何もしなくても)javaが使えます。 ** terminalを起動する [#x6bc9fa5] //#ref(terminal.png) http://gyazo.com/7366bfab668207c6598c4d88ef70d2d4.png - terminalは、/Applications/Utilities/の中にあります。 ちなみに、/Applicationsはファインダでは/アプリケーションと日本語として見えます。 /Applications/Utilities/は、/アプリケーション/ユーティリティ/と日本語として見えています。 - ダブルクリックすると起動します。 よく使うことになると思いますので、dockにドラッグアンドドロップして 登録しておくと良いかと思います。(うちの子はこのアイコンを「顔テレビ」と呼んでいます」) - メニューのターミナル/環境設定...を開きます。 ここで、「テキストをアンチエイリアス処理」に チェック入れておくとフォントが奇麗なのでおすすめです。 - おなじウィンドウの詳細タブを選ぶと、「文字エンコーディング」という項目があります。 Javaの場合、ここで「Unicode (UTF-8)」を選んでおくと良いです。 - ターミナルから、javacとタイプしてみてください。Javaがすでに入っているので、 オプションの説明が日本語で出てくると思います。 ** miを用意しておく [#vee42c8c] - Javaのプログラムを作るエディタです。一番簡単にはterminalからviとかemacsとかpicoとかタイプして エディタを呼び出せば良いです。 - でも日本語の設定などが結構難しいので、GUIベースのエディタを使ってみましょう。 - いくつかありますが、おすすめの一つはmi (みみかきエディタ) という、便利なフリーウェアのテキストエディタです。 - miを使うには、http://www.mimikaki.net/からダウンロードして/Applicationsにコピーします。 - orangeにもmiを入れてありますので、ここから/Applicationsにコピーしてもらっても良いです。 - これも便利なのでdockに入れておくとよいと思います。 **javaのマニュアル [#k1f55100] //http://sdc.sun.co.jp/java/docs/j2se/1.4/ja/docs/ja/api/index.html http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/docs/ja/api/index.html ** 超簡単なプログラムを作ってみる [#yf3ac3a9] *** hello worldを書く [#la35f793] - ターミナルから、vi Hello.javaとかemacs Hello.javaとかpico Hello.javaとかタイプしたり、 もしくは、miを起動してファイル/新規/javaを選んで新しいファイルを作って開きます。 - ここで、以下のようなプログラムを書いてみます。 class Hello { public static void main (String args[]) { System.out.println("hello java world!"); } } - これをHello.javaという名前で保存して、コンパイル実行します。すると以下のようになります。 javac Hello.java (コンパイルする) java Hello (実行する。.javaなどの拡張子は不要) hello java world! (結果) *** GUIのプログラムをする (AWT編) [#p2006894] - 次に簡単なウィンドウを出してみましょう。 import java.awt.*; public class SimpleWindow { public static void main(String argv[]) { Frame f = new Frame("私が作った最初の窓"); f.setSize(200,100); f.setVisible(true); } } これをSimpleWindow.javaという名前で保存して、 javac SimpleWindow.java java SimpleWindow とタイプしてコンパイル/実行します。 #ref(simplewindow.png) - このwindowは簡単すぎて、クローズボタンを押しても閉じません。メニュ−バーから終了を選ばないとクローズしません。これはwindowに送られたクローズボタンのイベントをちゃんと処理していないからです。そこで、クローズボタンが使えるようにイベントを利用してみましょう。 ついでに継承したり、スーパークラス呼んだりしています。 import java.awt.*; public class SimpleWindow extends Frame { public SimpleWindow(String _title) { super(_title); setSize(200,100); setVisible(true); enableEvents(AWTEvent.WINDOW_EVENT_MASK); } public void processEvent(AWTEvent e) { if(e.getID() == Event.WINDOW_DESTROY) System.exit(0); } public static void main(String argv[]) { SimpleWindow f = new SimpleWindow("私が作った最初の窓"); } } *** GUIのプログラムをする (Swing編) [#uaeadfa5] 上記のシンプルなウィンドウをSwingで作るならこんな感じになります. import javax.swing.JFrame; public class SimpleWindow { public static void main(String argv[]) { JFrame f = new JFrame("私が作った最初の窓"); f.setSize(200,100); f.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE); f.setVisible(true); } } ** お絵描きプログラムを作ってみる [#w0c0141f] -AWT編:DrawFrame -Swing編:SimpleDraw