いちおう動きますが,二度目以降の起動に問題があります.
ということでまだ未完のページです.
Mac OS X 10.4.10 に captureをインストールして キヤノンなどのデジカメをUSB経由でコントロールした. 超高解像度の定点カメラなどが作れる.
$ capture capture> start capture> macro on capture> capture cat.jpg
とか
$ capture start $ capture 'macro on' $ capture 'capture cat.jpg'
のような手順で写真が撮れる.
captureで制御できるカメラは, 画像転送プロトコルの標準規格PTP (Picture Transfer Protocol: ISO 15704) というのに対応したカメラである. (さらにその中でもカメラをコントロールする拡張機能をサポートしている機種) キヤノンのすこし古いデジカメが多く対応していて, Cameras4Captureなどが制御できるらしい. 最近のカメラはサポートされていないらしいが,安い機種なら 中古で1万円未満で買えるし,解像度も十分だと思われる.
captureに対応したカメラ (PTP対応のカメラ) をMacintoshに接続すると, 撮影された写真が,iPhotoなどで自動的に取り込まれる. でもこれをされては,カメラのアクセス権を取られてしまうので,captureで使えなくて困る. topコマンドで見ていると,カメラを接続するとPTPCameraというアプリケーションが動くようである. 毎回,PTPCameraのPIDを調べてkillしても良いが,面倒なので,次のようにした. psコマンドでPTPCameraの場所を見ると,
/System/Library/Image Capture/Devices/PTPCamera.app
であった.ということで,
sudo chmod a-x "/System/Library/Image Capture/Devices/PTPCamera.app"
として,起動しないようにした.
captureのMakefileでは,libreadlineを使うかどうかを決められる. (デフォルトでは使う設定) readlineを使う設定にすると,コマンドラインから使うときに履歴機能などが使えるようになる. とはいえ,captureは他のプログラムやシェルスクリプトから使うことになるので, 無くても良い,あればデバッグにちょっと嬉しいという程度の機能である. (デジカメをインタラクティブに操作するなら,キヤノンが無償で配布している GUIベースのアプリを使った方がずっと便利)
でもやっぱり使いたいと思った場合には,以下のようにする.
http://www.cbrc.jp/~tominaga/tips/osx_gnuplot.html
にある内容を要約すると,
http://cnswww.cns.cwru.edu/php/chet/readline/rltop.html からGNU readlineをもらってくる. Xcode 2.1 on Mac OS X Tiger 10.4.1では /usr/lib/libreadline.dylibが最新ではなく、 しかもgccはあとから インストールしたものよりもこれを先にリンクしてしまうので、 新しいGNU readlineをインストールしてても、gnuplotのコンパイル時にエラーを出されるので, cd /usr/lib sudo mv libreadline.dylib libreadline.dylib_original それからGNU readlineをインストール。 tar zxf readline-5.1.tar.gz && readline-5.2 ./configure --disable-shared && make && sudo make install
とすると良い.